いろいろあるけど

日常のできごと

自分自身が共働きの両親に育てられて思うこと

小さい頃はお手伝いさんにお世話をしてもらい、美味しい食事が出来、きれいな住まいに住む事が出来ていましたが、親とのふれあいがあまりなく一人で遊ぶことが多かったです。


小学生の時、友人の家に遊びに行くと給食で残してきた食パンを揚げて、砂糖をまぶしてドーナツ風の温かいおやつを出してもらいました。


優しいお母さんが学校の帰りを迎えてくれ、学校での出来事をいろいろ聞いてくれ、手をかけたおやつを出してくれ、本当に友達の事をうらやましく思っていました。

 

年の離れた弟も生後半年で保育園に預けられ、親の愛を受けずに寂しい子供時代を過ごしていたみたいです。


親が定年になりふと暇な時間が出来た時、弟が親に向かって、親と一度も動物園や遊園地に行ったことがないから、30代になった今、自分たち夫婦と孫と一緒に動物園に行ってほしいと言ったそうです。


親もその時子供と全く触れ合っていなかったと気づき、本当に寂しい思いをさせたと反省したそうです。

 

私は、自分が受けた寂しい思いを子供に味あわせたくなくて、せめて小学校卒業まではと、専業主婦として過ごしました。


自分がやってもらえなかった手作りおやつや、一緒にお買いもの、おままごとごっこ、夜寝るまでの間の絵本読み、友人を家に招待する、塾への送迎、学校での悩み事相談、いってらっしゃいの見送り、お帰りのお迎え等、子供との関わりを思い切り持ちました。


子供は少々『ウザイ』と思ったこともあったようですが、素直に感謝の言葉を言ってくれます。


子供の手が離れてから仕事を始めて数年になりますが、仕事での疲れで家や家族の事を疎かにだけはしないように心がけています。